現在までの記録
前回(7月6日)長年家裁の調査官を務めたレポーターから、三島由紀夫と殺人犯となった女子高校生に共通する精神の特質に光を当てようとするお話をうかがいました。
次回は以下の要領で実施します。レポーターの汲田さんからは以下の広告文をいただいております。
【引用開始】
毎年8月15日が近づくとテレビ、新聞、雑誌に大東亜戦争の記事が多くでてくる。その中で「大東亜戦争はアジア解放のための正しい戦いだった。自虐史観を克服しなければならない。」というような議論がなされたりする。
中島岳志氏は近代日本政治思想史、南アジア地域研究が専門で、「血盟団事件」「中村屋のボース」というような著書があり、インド独立が日本によって成し遂げられとするような考えは強引すぎると考えていた。彼自身は西部邁の思想に惹かれていると述べており、保守派であることを自覚しながらも、「大東亜戦争はアジア解放のための正しい戦い」というような歴史認識にはどうしても共鳴できなかったと言う。
そのような時に、田中美知太郎の「時代と私」に出会い、大東亜戦争の戦前・戦中を主体的に成人として経験し、戦後は保守の論客として活躍した人物の記録、回想を読み漁り、彼らがどう感じ、どう考えていたかを追求するようになったのである。
結論的に言えば、彼らは戦前・戦中・戦後を同根の存在とみなし、同じ位置から時代の批判を加えていました。戦前の超国家主義と戦後の左派的論理の共通項を見出し、その双方を厳しく批判していたのです。
リベラルが揺らぎ、保守といっても何を保守するのかはっきりしない時代に「戦中派保守」の言葉に耳を傾け、彼らの苦難の実体験から生み出された議論を見直すのも意味があると思います。とりあげられた人々は、竹山道雄(これが一番多い)、田中美知太郎、猪木正道、福田恆存、池島信平、山本七平、会田雄次です。
【引用終わり】
記
1. レポーター : 汲田 泉
2. テキスト : 中島岳志「保守と大東亜戦争」(集英社新書)
3. 日 時 : 令和7年12月7日(日) 午後2時~6時
4. 場 所 : ルノアール新宿区役所横店 4号室
東京都新宿区歌舞伎町1-3-5 相模観光ビルイーストプラザ1F
03-3209-6175 (下の地図参照)
5. 会 費 : 1,700円(当日徴収)
連絡先:由紀草一 luna2156@mtf.biglobe.ne.jp
